ソフトバンクの法人携帯を導入している企業では、管理者向け機能「法人コンシェル」を利用することで、より快適なビジネスフォン活用ができます。
従業員が使用している法人携帯の契約内容や利用料金を調べたいとき、一台一台チェックするのは大変です。
法人携帯を一括管理できれば、携帯の管理者様の労力を大幅に軽減できるでしょう。
この記事では、法人コンシェルの機能やメリット、オプションなどについて解説いたします。
法人コンシェルを活用して、ビジネスを活性化させましょう。
法人コンシェルとは
法人コンシェルとは、ソフトバンクの携帯を法人契約している企業の管理者向けの端末管理サービスです。
同一請求先番号内で契約している回線の利用料金の確認、契約内容の紹介など、一括管理ができるため、法人携帯の管理の手間を大幅に軽減できます。
法人コンシェルを利用することで、どのようなメリットがあるか具体的に確認していきましょう。
料金に関して
法人コンシェルを利用すれば、ソフトバンクの法人携帯料金の管理がスムーズです。
具体的には次のような料金に関するサービスを利用できます。
オンラインで契約回線の毎月の利用料金が簡単に確認できます。
定期的に確認をすれば、料金見直しも都度できるでしょう。
利用料金が一定額を超えた場合に届くお知らせメールの設定や、経過状況の確認ができるサービスです。
保有するポイントの確認・利用ができます。
データ使用量が一定量に到達した場合に送られるメールの設定や、通信速度規制の解除、履歴の確認ができます。
ウェブ上での購入代金の上限設定や照会が可能です。
端末管理に関して
法人コンシェルを活用すれば、端末を管理しやすくなります。
端末管理に関係する機能には、次のようなものがあります。
法人携帯に保存しているデータをバックアップできるサービスです。
My Softbankの情報を管理できます。
他の管理者に、管理者とほぼ同等の権限を付与することができます。
同一請求先番号内の回線を部署や課によってグループ分けできます。
グループ単位での管理者を設定することも可能です。
回線利用者の名前や部署などの情報を登録できます。
ソフトバンクで購入した端末がSIMロックされている場合、法人コンシェルサイトからSIMロックの解除申請ができます。
具体的なSIMロック解除の手続き方法については、ソフトバンク公式ホームページをご確認ください。
法人コンシェルの3つのメリット
上の章で羅列したように、法人コンシェルを利用することで管理面や業務効率向上に役立つさまざまな機能を活用できます。
法人コンシェルを利用することによってもたらされる、3つのメリットを確認していきましょう。
利用明細の管理
法人コンシェルを利用することで、端末ごとの利用料金の確認、請求明細の閲覧などができます。
部署別など、都合のよい集計方法にカスタマイズすることも可能です。
また、利用料金を毎日チェックしなくても、一定額を超えるとメールで通知するサービスがありますので、金額を設定しておくことで使いすぎを防止できます。
業務上、携帯の使用頻度が高い従業員もいるでしょうが、法人携帯の私的利用によって料金が高くなるケースも考えられます。
管理担当者が端末ごとの利用明細を確認できると周知すれば、社員の私的利用を抑制できるでしょう。
端末の一括管理
法人コンシェルでは、端末ごとに通話やメール、ウェブ閲覧などの制御や設定ができます。
これにより情報漏洩のリスクを軽減し、安全性を確保できます。
また、100人までの社員の位置検索ができるため、災害時などは外出中の社員の安否確認が可能です。
端末の位置を地図上に表示できるため、業務効率化にも役立つでしょう。
プラン管理
法人コンシェルは、契約している法人携帯の回線情報を管理・変更できます。
どの端末を誰が使用しているか、氏名だけでなく部署名も管理可能です。
また、サイト上で料金プランやオプションサービスの確認・変更をおこなえます。
料金プランを見直して変更したい場合やオプションサービスを申し込みたいときなど、わざわざショップに行かなくてもサイト上で可能です。
法人コンシェルはオプションサービスも豊富
法人コンシェルは基本的なサービス以外にオプションサービスも用意されています。
必要なオプションに申し込むことで、さらに業務効率化できるでしょう。
料金のオプション
料金に関するオプションサービスは、「一定額ストップサービス」「請求先分割サービス」の2つがあります。
どちらもオプション料金は1回線あたり110円(税込)です。
一定額ストップサービスとは、携帯電話の利用額が一定額を超過した場合、発信を停止できるサービスです。
このオプションをつけることによって、使いすぎや私的な利用を防ぐことができるでしょう。
もう1つの請求先分割サービスとは、契約回線の利用料金を法人と個人に分割して請求するサービスです。
利用料金の分割タイプを指定しておけば、会社と従業員に分割して請求されるため、管理者は従業員に請求する手間が省かれ、従業員は経費精算の手間が省けます。
分割タイプには、次の4種類があります。
- 金額指定分割…指定の金額までを法人に請求、超過分は個人に請求されます。
- 特番分割…相手先電話番号に「1311」をつけた通話は法人に請求されるため、業務通話のみ会社負担にできます。
- 曜日時間帯分割…土日祝日や平日の一部時間帯など、指定した特定時間帯の利用料金が個人に請求されます。
- 通話料全額分割…通話料・通信料は個人に請求、その他の月額使用料、定額料、端末分割支払金などは法人に請求されます。
セキュリティのオプション
法人携帯はビジネスツールとして利用することが多いため、紛失や盗難に遭うと顧客の個人情報や重要なメール、機密書類の情報漏洩につながるリスクがあります。
法人携帯を安全に使うためにも、セキュリティ関連のオプションをつけておいた方が安心です。
セキュリティ関連の主なオプションには次のものがあります。
- 安心遠隔ロック…法人携帯が紛失や盗難に遭った際、管理者が会社のパソコンから遠隔操作でパスワードロックやデータ消去をおこなえます。
- ウェブアクセス指定…アクセスできるURLを指定できるため、閲覧制限が可能です。
- ケータイ機能制御…携帯電話の業務に不要な機能を一括制御できます。
- 遠隔消去サービス…携帯電話を紛失した際に遠隔操作でデータ消去をおこなえます。
この中で遠隔消去サービスのみ1回線あたり220円(税込)のオプション料金となっています。
その他のオプションは、法人向けオプションサービスがセットになった法人基本パック(月額523円※税込 )、「ケータイ機能制御」は法人基本パックプラス(月額731円※税込)への加入が必要です。
端末管理のオプション
法人コンシェルは、端末の管理を容易にする便利なオプションサービスも豊富です。
主なオプションをご紹介します。
- アプリ一括配信forスマートフォン…共通のアプリや壁紙をグループ内で一括配信できます。
- プロファイル一括設定…管理者が設定したプロファイル情報を一括配信できます。
- 位置ナビ一斉検索…携帯電話の現在位置をGPS測位や簡易測位によって検索し、地図上に表示できるサービスです。
- 安否確認…従業員に災害用伝言板への登録依頼をおこない、法人コンシェルサイトで登録結果を一括確認することで、災害時に従業員の安否確認が一括でおこなえます。
上記オプションサービスは、アプリ一括配信forスマートフォンのみ1回線あたり500円のオプション料金が必要です。
その他のオプションは、月額475円の法人向けオプションパックに含まれます。
業務効率化にかかわるオプション
業務効率化に関係するオプションには次のものがあります。
- 共有電話帳…1,000件までの電話帳をグループ内で共有できます。
- 電話帳配布…1000件以上の電話帳リストをメールで一括送信できます。
- 一斉メッセージ配信…管理者のパソコンから従業員の携帯電話にSMSやEメールで一斉にメッセージを配信できるため、迅速で確実に業務連絡をおこなえます。
上記のいずれも、月額523円の法人基本パックに含まれます。
まとめ
法人携帯は従業員に渡して終わりではなく、一括管理することで業務効率化につながります。
ソフトバンクの法人コンシェルを利用すれば、料金の管理や端末の一括管理、紛失・盗難時の遠隔操作など、さまざまな機能を活用できて便利です。
法人携帯を正しく安全に、効率よく利用するためにも、法人コンシェルの活用をおすすめします。
最後になりますが、法人携帯スマホコムはソフトバンクの法人携帯を専門に取り扱っており、累計販売台数30万台を突破しております。
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