「法人携帯は通話のみでいいので、なるべく通信費を抑えたい」とお考えの担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
スマホにはさまざまな便利機能があり、業務効率アップにも役立ちます。
しかし、「多彩な機能は必要ない」「機能はいらないので通信費を安くしたい」という方も多いでしょう。
この記事では、通話のみで利用したい方にお得なキャリアをご紹介します。
利用シーンによって契約すべきプランは異なるので、比較しながら最適なプランを見つけてください。
通話のみであれば「かけ放題」プランを選ぶべき!

法人携帯の利用目的が、ほぼ通話メインであれば、通話に特化した「かけ放題」プランを検討しましょう。
大手キャリアのプランは通話料が従量課金制のものが多く、基本的に22円/30秒かかります。
月に45分以上通話するのであれば、24時間かけ放題のオプションをつけた方がお得です。
かけ放題であれば、社外とのやり取りが多い営業マンも気にせずに通話できます。
そもそも法人携帯はガラケーとスマホどっちがいい?

ガラケーとスマホのどちらも「かけ放題」オプションをつけられますが、それぞれ特徴が異なります。
ガラケーとスマホそれぞれのメリットやデメリットを踏まえて検討しましょう。
ガラケーが向いている人
ガラケーは、主に通話メインで使う方に向いています。
スマホのようにさまざまな機能はついていませんが、電話やメール程度しか使わないのであれば、基本料金が安いガラケーがお得です。
また、ガラケーは電池持ちがいいことや、持ちやすく落としても壊れにくい、操作方法がわかりやすいことなどメリットがあります。
スマホが向いている人
スマホは通話に加えてアプリを多用する方に向いています。
スマホとガラケーの大きな違いに「アプリの利用ができること」があり、地図アプリやスケジュール管理アプリなど、業務効率の向上につながるアプリが充実しています。
また、ディスプレイのサイズが大きくて見やすいため、スマホでWEBサイトを閲覧することが多い方にも向いています。
通話目的だけでなく、さまざまな機能を活用したい方は、スマホが向いています。
必ずしもガラケー の方が安いとは限らない
基本料金だけで比較するとガラケーの方が安いのですが、プランによってはスマホの方が安いこともあります。
ガラケーのプランに24時間かけ放題のオプションをつけるとスマホのプランより高くなることがあるからです。
必ず、ガラケーの方が安いというわけではありません、特長を踏まえて検討しましょう。
通話のみのおすすめ3大キャリアをご紹介

まずは3大キャリアの特徴や主な料金プランをご紹介します。
「ソフトバンク」の通話プラン
ソフトバンクは、特に法人携帯のサービスが充実していることが特徴です。
料金も比較的お得なプランが多いため、通信費を抑えたい方におすすめします。
ソフトバンクの主なプランには、次のようなものがあります。
- ケータイ通話プラン…通話のみであれば月額1,078円(税込)から利用可能、ガラケーをお得に使えるプラン。
- メリハリ無制限…月額7,238円(税込)で、データ通信が無制限に使えるプラン。
- ミニフィットプラン+…0〜3GBまで使った分だけ支払う無駄のない小容量プラン。
- スマホデビュープラン…5分以内の国内通話かけ放題とデータ容量3GBがついて加入翌月から12ヶ月間は990円(税込)、14ヶ月目以降は月額2,178円(税込)で利用できるプラン。
なお上記に記載しておりませんが、法人携帯スマホコムでご案内できる法人限定プランは、スマホをご検討中の方に大変お得なプランです。
月額2,728円(税込)で「24時間国内通話かけ放題」と「データ容量1GB」がついているため、かけ放題オプションに申し込む必要がありません。
ガラケーにかけ放題オプションをつけた料金よりも割安なため、通話を中心に使う方や、できるだけ通信費を抑えたい方は、ぜひご相談ください。
「au(KDDI)の通話プラン」
auは比較的繋がりにくい場所でも電波が届くので、安心感があります。
海外でのパケット通信が定額になるプランもありますので、海外出張の際も安心して利用できるでしょう。
auでは、2〜10回線利用している法人が申し込める割引プラン「法人割」があります。
「法人割」は次のような割引を受けられます。
- 基本使用料25%割引
- 社員間の国内通話料30%割引
- 社員間の国内発信SMS(Cメール)無料
- 余った無料通話は社員間で分け合える
また、auには、次のような主なプランがあります。
- ケータイカケホプラン…2年契約で月額3,278円(税込)、国内通話24時間かけ放題でデータ容量1GBついたガラケー向けのプラン。
- 使い放題MAX5G/4G…データ容量使い放題で月額7,238円(税込)プラン。
- ピタッとプラン5G/4G…使った分だけ支払う小容量プラン。
「docomoの通話プラン」
docomoは通信エリアが非常に広いことが特徴です。
料金プランはシンプルでわかりやすいため、迷わずに決められるでしょう。
また、スマホの機種が豊富なので、利用用途に合った使いやすいスマホを選べます。
docomoの主な料金プランを一部ご紹介します。
- ケータイプラン…データ量100MBがついて、2年定期契約は月額1,320円(税込)。
- 5Gギガホ プレミア…毎月60GB、月額7,205円(税込)。
- 5Gギガライト…0GB〜7GBまで、使ったデータ分だけ支払えるプラン。
- はじめてスマホプラン…5分以内の国内通話無料とデータ容量1GBがついて、2年契約の場合は最大12ヶ月間1,078円(税込)、13ヶ月目以降は月額1,628円(税込)。
格安SIMも法人契約できるのか

格安SIMも、法人契約が可能です。
法人契約できる格安SIMをご紹介する前に、格安SIMのメリットやデメリットについてお伝えいたします。
格安SIMのメリット

格安SIMの法人契約には、主に次の3つのメリットがあります。
専用プランや割引が利用可能
法人契約専用のプランや法人割引を設定している格安SIMがあるため、個人向けのプランよりお得な料金で利用できる場合があります。
支払い方法が豊富
法人契約の場合は豊富な支払い方法に対応している格安SIMもあります。
個人契約の場合はクレジットカード払いのみでも、法人契約は口座振替や請求書払い、コンビニ支払いなどを選択できるため、利用しやすい支払い方法を選べて便利です。
海外で利用しやすい
格安SIMで利用する端末は一般的にSIMロック解除がされているものが多いため、海外でも現地で購入したSIMカードと差し替えて利用できます。
格安SIMのデメリット

格安SIMの法人契約には、主に次の3つのデメリットがあります。
端末の分割購入ができない
分割払いを取り扱っていない格安SIMもあります。
通話料が高くなる場合も
時間無制限のかけ放題オプションを選べる格安SIMは少ないです。
5分や10分など条件がついたかけ放題はありますが、時間をオーバーしたら料金が課金されるため、場合によっては割高になることもあります。
格安SIMの選び方のポイント

格安SIMの法人契約には、上記のようにメリットとデメリットがありますので、これらを踏まえた選び方のポイントを3つ挙げます。
契約期間の確認
契約期間の前に解約すれば、解約金が発生します。契約台数が多ければ、解約金が高額になるかもしれません。
中には契約期間の縛りがない格安SIMもあります。
通信回線の確認
格安SIMは3大キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)の回線を借りて通信しています。
回線によってそれぞれ強み・弱みがありますので、どこの回線を利用しているかチェックしておきましょう。
かけ放題プランの有無
格安SIMには、24時間かけ放題オプションを用意しているところが少ないです。
しかし、「国内通話5分かけ放題」「国内通話10分かけ放題」などのオプションを用意している格安SIMもあります。
また、かけ放題がなくても通話料金が半額になるサービスを提供している格安SIMもありますので、各プランの詳細をしっかり確認しておきましょう。
おすすめの格安SIMをご紹介

最後に、法人契約できるおすすめの格安SIMを3つご紹介します。
かけ放題プランはありませんが、格安プランをご紹介しますので、通信費削減を検討している担当者様は参考にしてください。
ワイモバイル
ワイモバイルには、2回線以上の契約で毎月770円(税込)割引が適用される法人契約割引があります。
また格安SIMとしては珍しく、月額1,870円(税込)で24時間かけ放題になる「スーパーだれとでも定額」というオプションがあります。
ワイモバイルでは、データ通信量で選べる3つのプラン(シンプルS/M/L)が用意されています。
- シンプルS…毎月3GBのデータ容量で月額2,178円(税込)
- シンプルM…毎月15GBのデータ容量で月額3,278円(税込)
- シンプルL…毎月25GBのデータ容量で月額4,158円(税込)
楽天モバイル
楽天モバイルには、アプリの利用やプレフィックス番号をつけることで、通話料が半額になるサービスがあります。
また、月額850円で10分以内の国内通話かけ放題のオプションも用意されています。
楽天モバイルは、「データ通信のみ(SMSなし)」「データ通信のみ(SMSアリ)」「データ通信+音声通話」の3つの料金プランから選べます。
データ容量は3.1〜30GBまで選べるのですが、速度を抑えたベーシックプランは格安料金でご利用可能です。
データ通信+音声通話の主な月額料金をご紹介します。
- ベーシックプラン…1,375円(税込)
- 3.1GBプラン…1,760円(税込)
- 5GBプラン…2,365円(税込)
UQモバイル
UQモバイルのかけ放題オプションは、「10分かけ放題(税込770円)」と「24時間いつでもかけ放題(税込1,870円)」から選べます。
スマホ基本プランは3タイプで、余ったデータ容量は翌月に繰り越せます。
- くりこしプランS+5G…高速通信3GB、節約モード時0.3Mbps使い放題で月額1,628円(税込)
- くりこしプランM+5G…高速通信15GB、節約モード時1.0Mbps使い放題で月額2,728円(税込)
- くりこしプランL+5G…高速通信25GB、節約モード時1.0Mbps使い放題で月額3,828円(税込)
まとめ
3大キャリアと格安SIM3社の主な料金プランをご紹介いたしました。
通話のみでご利用になる場合は24時間かけ放題が便利ですが、オプションとしてつけると平均して1,900円前後の料金が別途必要です。
料金を比較する場合は、かけ放題のオプション料を加えた金額で比較した方がよいでしょう。
法人携帯スマホコムでご紹介しておりますソフトバンクの法人限定プラン(1GB)は、24時間かけ放題込みのプランで月額2,728円です。
ガラケーのプランに24時間かけ放題のオプションをつけるより割安になりますので、ほぼ通話目的で利用される方もぜひご検討ください。
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